第6回: マネージャーのためのトレーニングとは?
今までに私が在米日系企業さんをつぶさに観察してまいりました中で、あくまでも一般論として申し上げるのですが、マネージャーをはじめとする社内のアメリカ人管理職に対するトレーニングがほとんどなされていないのではないかということに危惧を感じております。 これは一般のアメリカ企業と比べると顕著な違いがありまして、多くのアメリカ企業では、マネージャーになった社員に対して行うニューマネージャー・トレーニングから始まって、定期的にマネージャー・トレーニングを社内ならびに社外で提供しています。 マネージャーとしてのスキルアップならびにレベルアップが、企業パフォーマンスを向上する上で非常に重要であるという観点と確信とから、管理職へのトレーニングに力を注いでいるのです。
普通、日本でもアメリカでもそうだと思うのですが、もともとマネージャーとしての力量があるからマネージャーに社員を昇格させたというよりは、その人の持っている仕事のスキルやパフォーマンス・レベルが他の社員と比べて高かったので、マネージャーに昇格させるということが普通ではないかと思います。 つまり、人や予算を管理できるスキルがあるからマネージャーになったという人はむしろ少ないわけです。 人の管理や評価、予算の管理、目標計画の設定とその管理、さらに部下に仕事や責任を委譲することやリーダーシップの育成などについては、新たにトレーニングを施さなければ、社員がマネージャーになったその日からほっといても自然に身に付けてくれるという類のものではないことだけは自明の理だと申せます。
ところが日系企業さんの場合ですと、マネージャーになったとたん、逆にトレーニングを受けるということからは疎遠になってしまい、日々のマネージャーとしてのタスクと責任とに埋没させられてしまう状態に陥ることがどうも少なくないようなのです。 また、マネージャーとしてのポジションに対して、外部から候補者を採用する場合でも、すでに前職でマネージャーとしての経験のある人であれば、それなりによいのかもしれませんが、必ずしもマネージャーの経験者ばかりが応募してくるというわけでもありません。 アメリカ企業で働いていたマネージャーの人も、日系企業での仕事のやり方やコミュニケーションのとり方になれていない面が往々にしてありますので、いずれにしてもトレーニングを施す必要があるわけです。
仮に、マネージャーへのトレーニングが重要であることは頭の中では百も承知しているはいるのだが、どのようなトレーニングを提供したらよいのか、あるいは誰がそのようなトレーニングをはたして提供してくれるのか、というようなことになりますと、皆目どうしてよいかわからない、どこから一体手をつけたらよいのやら見当もつかない、というようなジレンマに落ちってしまうのではないでしょうか。
社内に立派なHR Department(人事部)のある日系企業さんであれば、アメリカ人のHRマネジャー、あるいは別にトレーニング・マネージャーという役職の方がいて、マネージャーに施す社内トレーニング・プログラムをすでに作成して持っていらっしゃるのではないかと思います。 しかしながら規模の小さな企業では、単独でHRマネージャーや、ましてやトレーニング・マネージャーを社内で抱えているわけにはとてもいかないのが現実です。 そのような場合、外部からトレーニングを提供することのできる専門家(コンサルタント)の人を社内に招いてトレーニングを行うか、あるいは外部のセミナー会社が行っている一般向けトレーニングに参加してもらうかのいずれかの形になるかと思われます。
もしどちらかを選ぶということでありましたら、私としては、マネージャー・トレーニングの経験豊富なコンサルタントを社内に呼んで、トレーニングを行うことをぜひお勧めしたいと思います。 それは社内で行うことで、日系企業さんにカスタマイズされた、ニーズやカルチャーに見合った適確なトレーニングができるからです。 弊社では、全米規模でのトレーニングのできるコンサルタントのネットワークを有しています。 それぞれの企業に最も適した形でカスタマイズしたマネージャー・トレーニングをご提供することができます。 また、マネージャー・トレーニングだけに限らず、アメリカ人従業員一般への様々なトレーニングもご提供することができます。
弊社を日系企業の「HR(人事)の駆け込み寺」サービスとしてのリソース同様、「アメリカ人トレーニングのプログラム・プロバイダー」として皆様の頭の片隅にご記憶として留めていただけましたら、誠に幸甚でございます。 日系企業のアメリカならびにグローバル環境下での競争力を維持向上し、アメリカ企業や世界の企業と伍して市場で勝ち残っていくためには、アメリカ人をトレーニングし、彼ら彼女らの潜在的な能力を十二分に引き出して、社内外で活性化させていくことがますます重要になるのではないかと思います。 弊社を皆様のトレーニング・リソースとしてのよきパートナーとして位置付けしてください。 貴社内のトレーニングのニーズにつきましては、いつでもお気軽にご相談にお乗りさせていただきます。
Ken Sakai
President
kenfsakai@pacificdreams.org
お断り
上記記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、法的アドバイスと見なされるべき類のものではありません。ここに含まれている内容はあくまでも概括的なものであり、個人や企業の法的、または事実に基づく諸々の状況には必ずしも適合しないものかもしれません。 弊社は、法律事務所ではありませんので、何らかの法的行動を起こされるような場合には、必ず専門の弁護士にご連絡の上、ご相談してくださいますようお願い申し上げます。
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