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2008年7月号

「翻訳トーク」 2008年7月号のごあいさつ

先月6月は、日本に1週間ちょっと、そして日本から帰国して間髪いれずに、日本のお客様の展示会出展のお手伝いのためにテキサスのダラスに1週間と、出張に明け暮れていた月でした。 出張が多く、しかもそれぞれが1週間前後の長い行程の出張となりますと、必ず私についてまわりますのは、自分の不摂生や無謀な超ハード・スケジュールから生じる健康上の不安です。 今回は、テキサスのダラスでの後半戦で、とうとう痛風にやられてしまい、足指の先端に走る突然の激痛に大変な思いをして、ダラスから必死の思いで戻ってきました。 自分自身の健康管理におきましては、まったく情けないことでした。

夏場は、普通であれば、季節的にも旅行や移動のしやすい本来は快適で活動的なシーズンなはずなのですが、いまさら言うまでもなく、水分の十分な補給や良質な睡眠の確保が非常に重要になります。 夏は暑いからといって、冷たいビールなどやたらとアルコールの過剰な摂取にも陥りがちなのですが、まさしくこれは要注意です。 頭の中では分かっているつもりであっても、現実行動の中では、意志の弱さという問題もあってか、思っていたようには行動が伴わないものだということを今回の出張を通じていやというほど痛感させられました。

アメリカから日本に行き、そして1週間程度したらまたアメリカに戻ってくるといういつもの出張スケジュールの中では、どうしても時差の問題で、睡眠時間の減少と不規則さとに悩まされることになります。 しかもその調整がまだ十分終わっていない中でのアメリカ国内出張で、さらに時差が(オレゴンとテキサスとの間で)2時間というのは、まさに時差地獄のスパイラルにはまってしまったようなもので、夜なかなか寝付けない、夜中に目が覚める、午後から急激に睡魔に襲われるという繰り返しが続いたものでした。

しかも蒸し暑い6月の日本で、夜の水分補給をもっぱらビールに頼っていたために、アルコール特有の利尿効果にも左右され、当然ながら水分不足があったのだろうと自分でも容易に察しがつきました。 それでも、やはり毎日華氏で100度近いダラスの暑さの中にあっては、夜は同じようにビールを浴びるようにいただき、またステーキレストランばかりが目立つダラスのダウンタウンで、ディナーはお決まりのようにニューヨーク・ステーキが続くようであれば、もうこれは体はメタボ(症候群)の危険領域内にますます深入りしていくことは火を見るより明らかだったわけです。

生ビールでまずは胃袋を潤し、続いて12オンス(約338グラム)のステーキを平らげて、ダラスのダウンタウンからハイアット・リージェンシーホテルまで、ジョン・F・ケネディが暗殺された場所を通って歩いて帰った後に、すぐにホテルのベッドで横になって眠りについたのですが、しばらくしてから、足の先端から発せられる急激な痛みに夜中に目が覚める事態となりました。 この痛みは、5年ちょっと前に一度経験した、かの痛風の痛みであることは瞬間的に認識できました。「風が吹くだけでも痛い」から痛風とはよく名づけたもので、その痛さにその晩はそれ以降ほとんど一睡も出来ませんでした。

ダラスからは、片足ビッコを引き引き何とか帰途に着くことができましたが、帰りのフライトでまたまた予期せぬ、飛行機の燃料漏れというトラブルが発生して、その日は、ポートランドまで行き着くことが出来ず、途中の乗換地であるデンバーまで飛行機が舞い戻ってくるという事態の結果、デンバーで1泊せざるを得ない羽目となってしまいました。 まあいろいろありましたが、今はこうやって、翻訳トークを書けるまで回復しましたし、痛風の痛みもほぼとれました。 本当にやれやれです。

今回のことから、私は、“禁酒宣言”をすることに一大決心しました。 しばらくは、アルコールは一滴も飲まないつもりですし、ひょっとして、生涯、もう二度と口にさえしないかもしれません。 ステーキもしばらくは見るのもはばかれるぐらいですので、牛肉は食べないことにします。 食生活を変えることによってまずは、メタボの体質からの脱却をはまります。 痛風は活動的な人がよくなる生活習慣病だとどこかで聞いたことがありますが、生活習慣病を併発させるほど活動的になる必要はないわけで、まさに自己管理力欠如の問題かと思います。

日本での出張では、東京赤坂にある翻訳会館で行いました、(社)日本翻訳連盟主催の2008年度第1回翻訳環境研究会で“米国のインターネット最新事情と翻訳ビジネス:ウェブを活用した、ダイナミックなマーケティング戦略”と題した講演を行いました。 この講演を通じて、東京にあります翻訳会社の方と知り合うことが出来、弊社との間でのパートナーシップを正式に取り交わすことができました。 このあとの「翻訳事始め」では、パートナーシップ全般について私の思うところを書いてみました。 本格的な夏の到来ももうすぐです。 健康にご留意され、安全で心身ともに活動的な夏をどうぞお過ごしください。


Ken Sakai
President

kenfsakai@pacificdreams.org

   
Pacific Dreams Institute