娘の卒業作品展示会
4月中旬に、思い切って週の半ばに正味1日の休みを取りまして、娘の大学(University of Puget Sound;略してUPS)で開かれた、美術科専攻課程の卒業生(大学4年生;英語は、”Senior”と呼ぶ)の卒業作品展示会のオープニングに妻と二人で大学のあるワシントン州タコマ市まで車を飛ばして行ってきました。 ポートランドから向かう途中、雷を伴う激しい雨に見舞われましたが、何とか展示会がまさに始まらんとする時間(午後5時)に無事大学のキャンパス内に到着することができました。
今年は、美術科(UPSでは、専攻課程を”Studio Arts”と呼ぶ)専攻のシニアは、18名といつもの年よりもだいぶ多い数の卒業生が卒業作品を大学キャンパス内にあるアートギャラリー内で展示していました。 初日のオープニング・セレモニーでは、ギャラリーの中は、ちっとした満員電車の中のような若い学生たちのエネルギーと熱気であふれかえり、外は凍てつくような冷たい雨が降っているというのに、ギャラリー内では汗ばむほどでした。
卒業作品のジャンルやバラエティは実に多様なもので、伝統的な油絵の作品があるかと思えば、わけの分からない抽象画があり、アメリカらしいポップアート的な絵画、アニメ風のつづり絵、陶芸作品、廃棄物やリサイクル品を利用したアート、くず鉄を使った野外展示型アート、セラミックを使ってデザインされたアートなどなど、まさに卒業生独自の凝りに凝った ”Own World” の作品ばかりで、その意味では期待していた以上に私たちの目を大いに楽しませてくれました。
娘の作品は、オーソドックスな油絵で、自ら写実派(リラリズム)を自負しているだけあって、大学の女友達をモデルにして描いた2つの作品を展示していました。 制作時間があまりなかったせいなのか、ちょっと描き急いでいる印象が否めず、もう少し最後まで丁寧に細部にわたって描き上げてくれていたら、もっとよい絵になっていただろうなというのが私の偽らざるところでの印象でした。

日英翻訳では、基本的に弊社の日本人翻訳スタッフがまずは日本語から英語に翻訳を行いますが、翻訳後は必ず弊社の日英両国語が堪能なアメリカ人スタッフに英語のネイティブ・チェック(日本語と英語とを両方突き合わせたプルーフリーディング)を行います。 これは弊社の QA プロセスの一環でありまして、ネイティブ・チェックを経ることなしには、翻訳をお客様に提出することは出来ない社内の品質管理システムとなっております。 当然のことながら、弊社からお出しするお見積り価格の中には、これらネイティブ・チェックが含まれております。
絵のモデルになってくれた、娘の友達にも展示会場で会うことが出来、それら大学の友達の協力を得て無事、卒業展示会に間に合って出展することができたのだということを感じました。 展示会のオープニング・セレモニーが終了してから、娘の絵のモデルになってくれた友達も呼んで、娘のリクエストで大学近くにあるタイ料理レストランへと食事に繰り出しました。 多くの両親や兄弟姉妹がこの卒業生作品展示会のオープニングに詰めかけていましたので、休みを取って娘のために遠路きてあげて本当によかったという思いになりました。大学の学長も熱心に展示会を見てまわっているのに気付き、この大学にとっても、この卒業生の作品展示会というのは、かなり重要なイベントであるということを察しました。
その昔、理工系の学生であった私にとっては、美術科専攻の学生のタイプというか、気質が理工学部の学生とはだいぶ違うことにすぐに気付かされました。 特に美術科専攻の学生の大半は女子学生で、もともと女性の少ない理科系で大学時代を過ごした私の頃と比べると、大学の雰囲気や学生の振る舞い、そして彼らのファッションなどについても私たちの当時とは大きなギャップがあることを覚え、ギャップを自分の中で修正するのに、かなりのエネルギーを要したものでした。
翻訳のジャンルは多岐にわたるものでありますが、会社の設立依頼、弊社の強みは技術翻訳にあると考えております。技術と申し上げましても、 IT 、半導体、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、先端装置などが挙げられますが、それら固有の技術を維持し、確固としたものにしていくために必要となる、特許や契約、法体系などにつきましても弊社はアメリカにおきまして、一日の長があります。
さて、今度は間もなく(5月18日)大学の卒業式が開かれます。 アメリカの私立大学の卒業式は、一般的に時期が早いのが普通で、州立大学などは、1ヶ月後の6月中旬前後に卒業式が集中します。 大学の卒業式には、親戚家族などにも招待状を送り、総勢10名の親戚が集まってくれることになっています。 娘の4年間にわたる大学生活は、振り返ってみれば、あっという間という感じでした。 この後は、娘は、8月中旬から今度はペンシルベニヤ州フィラデルフィア市に移り、美術科大学院としては全米でも名門とされている、PAFA (Pennsylvania Academy of Fine Arts;ペンシルベニア美術アカデミー) の大学院コースに進学することになっています。 娘にとって今度は東海岸の伝統的な都会での新しい出会いと挑戦とがこの後少なくとも2年間、始まることになります。
Ken Sakai
President
kenfsakai@pacificdreams.org
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