大成功だったネットワーク・ランチ・セミナー
4月最後の週の水曜日に、ポートランド郊外にあるマリオット系のホテルを使って、ネットワークのできるランチ付きセミナーを弊社Pacific Dreams, Inc.としては、初めての試みとして開催しました。 お蔭様で、全部で24名の参加者があり、イベントとしては大成功でした。 参加者の4分の3はアメリカ人の方で、4分の1は日本人の方でした。
日本では、いわゆる異業種交流会と称して東京などでは頻繁にこのような会が開催されているようですが、私としては日米の間で最近話題に上がっているテーマに的を絞ったタイムリーなセミナーをランチ時間を使って参加できる企画を温めていました。 実は、 昨年訪日する機会を使って東京で計3回ほど、各種の異業種交流会に私自身顔を出して実体験を試みてみました。
自分で参加した感想としましては、参加費用の割(3,000円前後)にしては、会場となるビルは、古くて温度調整も十分効いていないようなパッとしないところでした。 もちろん、食事などはまったく付いていません。 東京の地の利の良い場所を利用されていましたので、参加者だけは大勢いらっしゃっていましたが、会場内は暑苦しく、すし詰め状態といった、正直、決してポジティブな印象ではありませんでした。 これら異業種交流会を主催している会社が東京にはいくつもあって、どうもその会社が主に美味しいビジネスをしているような風情でした。
それら東京で参加した異業種交流会の経験から、自分がもし主催者側として開く会にするのであれば、かなり違った形式での開催を目指すことになるだろうというイメージがある程度クリアに自分の脳裏の中で出来上がっていたものですから、今回のネットワークのできるランチ付きセミナーの計画や実行は、ある意味、自分としてはごく自然な成り行きとして開催に至ることができたという次第です。
セミナーのテーマだけは、確かにひとひねりする必要がありましたが、昨年後半から日本で見てきた緊迫する雇用情勢とさまざまな“雇用のねじれ”の問題について、日米の間での比較を試みた内容にしようと思いつき、「日米労働市場の比較とその違い: Comparing Current Labor Markets and Employment Challenges between the US and Japan」という今風の旬なテーマが思いつきました。 案の定と申しますか、このセミナータイトルに引き寄せられて参加された方々が結構いらっしゃったようです。 また、日本人の方とアメリカ人の方の双方をターゲットにしていましたので、セミナーは、当然のことながら英語で行いました。
今回、このネットワークのできるランチ付きセミナーを行って初めて分かったことなのですが、この手の異業種交流会と云うものは、アメリカの中でも、結構ありそうで実際には、会員にならなくても気楽に出られる会というものはそうなかなかないものだという現実でした。 人は、メールやソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)などを使ってお互いに頻繁に連絡を取り合うことだけは以前と比べて格段に簡単に、しかも瞬時のうちにできるようになりました。
そのほとんどが、電脳空間を駆使したものばかりで、生身の見ず知らずの人間同士が会って顔を実際に突き合わせ、口角泡を飛ぶがごとくの会話を交わしたり、食事を楽しんだりする機会と云うのは、アメリカでも以前と比べてみても段々と希有な出来事になってきてしまっているのではないでしょうか。 実はこれは元来社交大好きのアメリカ人にとっては、結構耐え難い状況となってきているということも今回のイベントを通じて肌身で感じ取ることが出来ました。
参加費をチャイニーズのビッフェ方式でのランチ付きでお一人様$30.00に抑えたのも、この世界同時不況期の真っ只中にあっては、値ごろ感のあるお手ごろ価格ではなかったかと思います。 本当は、もう少し高く設定してもよかったのではと思ったのですが、参加者の中には求職中の方もいらして、まあすべての方にとって、妥当な金額であったから、24名もの方がわざわざセミナーに足を運んでくれたのだろうと思います。 それでも、お誘いをした日系企業様の中には、経費節減中で$30.00さえも決済がおりませんでしたという企業様もありました。今回の成功したイベントでは、参加者全員に共通した一本の赤い糸がありました。 その赤い糸とは、まさに「日本」でした。 これだけ多くのアメリカ人が未だに日本に対して深い愛着心と大いなる関心とを抱いてくれているということは、日米のビジネス・コンサルティングを常に生業として携わっている私たちにとっては本当に大きな心の励みとなりました。 次回のセミナーはいつやるのですかというお声がすでにかかっています。 8月5日(水)に同じホテルを使って行う予定です。 セミナーのテーマは、「日米における製造業の未来」とでもしようかなと考えています。 ぜひ今から皆様のカレンダーにこのイベントの予定を書き入れておいて下さい。
Ken Sakai
Pacific Dreams, Inc.
TOIN USA Inc.
kenfsakai@pacificdreams.org
ken-sakai@to-in.co.jp
|